歯ぎしりついて
- 歯ぎしりの治療はマウスピース以外にもありますか?ネットで歯ぎしりにボトックス注射が効くと見たんですがこういった治療はしてないでしょうか?
こんにちは!お問い合わせありがとうございます。
なしき歯科医院 院長の梨木賢二です。ご本人がお悩みか、あるいはご家族の方が、歯ぎしりでお悩みかと思います。歯ぎしりをやっている場合、朝起きたら顎がだるい、顎の関節が痛い、歯が咬むと痛い、お口が開きずらい、肩こりがある、また長期に行われていると、歯がすり減ってしまうなどの症状がでることがありますが、お加減はいかがでしょうか?
原因には、常に緊張を強いられていたり、強いストレスがあるなど、心の問題が引き金になっていることも多いです。
治療としては、対症療法が主で、マウスピースを作り睡眠時に着用して頂きます。これを装着すれば、セラミックの被せ物をしても割れることを防ぐため安心です。また、自分の歯のすり減りも防ぎます。
ボトックス注射の件です。咬むために使われる筋肉(咬筋)に、ボトックスを注入し咬筋の一部の動きを止めてしまうので、食いしばる力を弱めるため、歯ぎしりに対しては一定の効果があると考えます。残念ですが、私の医院では行っていません。また、函館の歯医者さんで、この治療法を行っているところは、私の知る限りではないと思います。
マウスピースで改善される方も多いので、一度ご来院下さい。
親知らずについて
- はじめまして。半年位前に別の歯科にて親知らずがあることが判明し、最近その部位に何となく違和感があり定期健診の際、相談したところ大きい病院へ紹介状を書くのでそちらで診察してもらってくださいと言われました。(口腔外科がない医院の為)
私としては少しでも現状を知りたいと思いすぐに抜歯されるのも何かなと思いここにたどり着いた次第です。自分としては納得のいく説明を受け抜歯にのぞみたいのでセカンドオピニオンで貴院へ伺おうと思うのですが…
それと、もともと肩こりや首のハリもあるのですが親知らずのせいか否か最近特にひどいです。 こんにちは、なしき歯科医院院長 梨木 賢二です。先日は、メールをありがとうございます。 以下、頂いた質問に回答させていただきますね。
おそらく、下顎の一番奥のところに親知らずが埋まっていると思われます。親知らずは、歯ぐきの中に完全に埋まっている時は、全く症状がなく気が付きません。しかし、歯ぐきの中からちょっと出ると、そこからばい菌がはいり、腫れて痛みが出ることがあります。薬を飲むと一時は治まりますが、体調を崩したり、疲れが溜まったりと体の抵抗力が下がった時には、また腫れや痛みが出ます。
原因は埋まっている親知らずですので、取り除かない限り良くなったり腫れて痛みが出たりを繰り返します。肩こりや首のハリも、親知らずのまわりの炎症に関連しているかもしれませんね。親知らずは、真っすぐではなく横になっていたり、深いところに埋まっていたりと、簡単に抜歯できないことが多いので、しっかりした診査診断が必要です。
不安なことや、ご質問があれば、何でも、お問い合わせください。
歯を白くしたい
- 神経を抜いた前歯が1本黒ずんでいるのですが、抜いたり削ったりしないで白くする方法はありますか?もしあった場合はお値段をお聞きしたいです。よろしくお願いいたします。
こんにちは、なしき歯科医院院長 梨木賢二です。先日は、お問い合わせのメールをありがとうございます!他の前歯に比べて、だんだんと色が変化し気になるようになってきたんですね。お察しいたします。 以下、いただいたご質問に回答させていただきますね。
神経を抜いた歯は、時間の経過とともに、どうしても暗い黒っぽい色に変化してしまいます。 歯を白くする方法は、ホワイトニング、マニキュア、ラミネートベニア、クラウンの4つの方法です。歯を抜いたり削ったりしないで白くする方法はホワイトニングとマニキュアです。
4つの方法についてご説明します。
ホワイトニングは、神経がある歯には効果があり、現在の色より明るく白くなります。しかし、神経のない歯に対しては、効果が同じように出ないため、まわりの歯と同じように白くなりません。もし、1本だけホワイトニングをやったとしても、まわりの歯と調和がとれるように白くはなりませんので、お勧めしません。
次に、マニキュアです。基本的には、爪に塗るマニキュアと同じと考えてよいです。お口の中に使用しても問題がない樹脂系の塗料を歯の表面に塗り、一時的に歯を白くします。しかし、塗った樹脂の厚みにより歯が汚れやすくなり、むし歯や歯周病の危険が高まりますので、お勧めできません。
次に、ラミネートベニアです。これは、歯の目に見える側の表面を削り、セラミックを貼り付ける方法です。しかし、神経をとった歯は、健康な歯に比べとても脆くなっています。咬む力が加わった時に、歯が折れてしまう事がありますので、この方法もお勧めできません。
次に、クラウンを被せる方法です。神経をとって脆くなっている歯にファイバーコア(合成樹脂の土台)をいれ強化し、まわりの歯と調和がとれた(色や形)セラミックの被せ物をする方法です。この方法が、最適と思います。
セラミックの被せ物は、色の変化がなくじょうぶで、とても長持ちします。費用は、¥84,000です。これに比べ保険の被せ物は、色が変わりやすく、すり減りやすいので、時間の経過とともに、色は黄色っぽくなり形も変化します。そうなると、そのたびに被せ直さなければなりません。
また、歯に比べ弾力性のない金属の土台をいれますので、歯根がわれてしまうこともあります。こうなると、抜歯になってしまいます。また、金属を使いますので金属アレルギーも心配です。
何度も治療を繰り返さず、最初にファイバーコアをいれ、セラミック性の被せ物をすることが、歯にとってやさしく、体の健康にも良い治療だと思います。将来のことを考え長い目で見て、治療法を選ぶことが大事です!
不安な事やご質問があれば、何でもお問い合わせください。