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ブリッジからインプラントへ
「ブリッジが動いて、右側で食べ物を噛みにくいです」と60代女性のEさんが来院されました。お口の中を診ますと、右下のブリッジの奥の方がゆらゆらと動く状態でした。レントゲンで精査すると、ブリッジの奥の方の支台(支えになっている歯)が中で大きな虫歯になっていて、手前の歯だけでブリッジを支えていることがわかりました。かなり深刻な状態でしたので、今後の治療法について、3つの方法があることを説明しました。
- 虫歯治療して、『再びブリッジ』にする。…ブリッジが長持ちしない可能性が高く、次は抜歯になります。
- 虫歯治療して被せ物をかぶせ、ブリッジの代わりに『取り外し式の部分入れ歯』を入れる。…噛む力が弱くなる上に、バネをかける歯が抜けやすくなる。
- 虫歯治療して被せ物をかぶせ、ブリッジの代わりに『インプラント』を埋入する。…自分の歯と同じ感覚で食事ができ、単独で機能するので他の歯に負担をかけません。
Eさんは、③の『インプラント』を選択されました。治療後Eさんは、「食事のとき、治療前は硬いものは避け、右側を使わないように恐る恐る食べていました。でも今は、何も気にせず食事することができます!」と、とても喜んでくださいました。
私の医院でブリッジの耐用年数を調べたところ、平均7~8年でした。もちろん、ずっと問題なく使い続けている方もいますが、支えの歯がひとたび悪くなると、抜歯になってしまうことがほとんどです。
もし仮に歯を1本失った場合は、他の歯に負担をかけない『インプラント』を1本だけ入れるのが、最良の方法だと考えます。今ブリッジや部分入れ歯をお使いの方も、不具合が起きた時にインプラントでリカバリーし、この先、ご自身の歯を失うことを避けることは可能です。
人生100年時代。ずっとおいしく何でも食べられ、楽しく積極的に生活することが健康で長生きする秘訣の一つだと思います。ブリッジの調子が悪い、入れ歯がしっくりこない、その他にもお口のことでお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください!
(なしき歯科医院新聞 2025年7月号より)