医院コラム

X-Guideを使ったインプラント

X-Guideより安全にインプラントを行う最新のデジタル機器『X-Guide』を導入し、1年が経ちました。X-Guideは、「インプラントを、どの位置に、どの角度で、どれくらいの深さで埋め込むのが最適か」という情報を、3Dでリアルタイムに提供してくれます。ちょうど車のナビゲーションシステムが、自分の現在地と方向を把握し、目的地まで正確に道案内してくれるのに似ています。

X-Guideを使ったこの1年の実感は、モニターを見ながら正確に手術できるので、目視では見づらい位置の手術でも正確性が向上したことと、それほど大きくお口を開けなくても治療ができるので、患者さんの負担が以前より軽くなった、ということです。


インプラント先日、「左下のブリッジのところが腫れて、噛むと痛い」と、Hさん(60歳代女性)が来院されました。お口の中を診ますと、ブリッジの支台になっている奥歯の歯茎が腫れていました。レントゲンで詳しく調べますと、ブリッジの支台になっている歯が割れており、抜歯せざるを得ない状況でした。

抜歯する前に、抜歯後の治療法について患者さんと話し合いました。抜歯後は、合計3本の歯がない状態になります。治療法は、『インプラント』か『部分入れ歯』のいずれかになります。Hさんは、「自分の歯と同じように食事ができるインプラントにしてほしい。」と、インプラントを選択されました。


抜歯後、CTを撮って綿密にインプラントの治療計画を立て、X-Guideを使ってオペを行いました。Hさんの治療も計画通り正確、安全に埋入でき、大変嬉しく思いました。
治療後Hさんは、「約半年、緊張の連続でしたが、ていねいに治療してもらいありがとうございました。今日から両側の歯で噛めるので、安心しました。」と、とても喜んでくださいました。

「歯が良くなることで患者さんがお口に自信をもって下さり、もっと健康で、もっと楽しく積極的に人生を送れるお手伝いをすること」が私の使命です。あなたにとって最良の治療法がきっと見つかります。歯を失って困っている方、歯がなくなったままになっている方、入れ歯がどうしても使うことができず、歯がないまま放置している方、入れ歯が良く噛めず我慢して使っている方、お困りごとがあればお気軽にご相談ください!

(なしき歯科医院新聞 2024年3月号より)


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